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2006/2007 IIHFルール重点項目説明書

 国際アイスホッケー連盟は、これまでの数年間、アイスホッケーの試合において妨害行為や危険な反則を減少させるために努力を続け、そして国際アイスホッケー連盟によって定められたレフェリーのジャッジングの基準を履行してきたが、これからもこの基準を継続する。

 

この基準の下で行われ、そして国際アイスホッケー連盟のゲーム・オフィシャルによってルールの施行が守られてきた試合は、選手、コーチそしてゲーム・オフィシャルがそれらの基準に合わせることが可能であり、試合は観客にとってより興奮する内容のものであり、選手にとっても安全なものとなってきている。

 

この基準は、反則を科す際における見逃しゼロ(ゼロ・トーレンス)の原則の履行を意味しない。実際のところそれは不可能である。IIHFの目標は、試合からフッキングやホールディングそしてインターフェアランスのような妨害行為と、頭部及び頸部へのチェック、背後からのチェック、ニーイングやクリッピングのようなローヒットを排除するために、IIHFのオフィシャルがIIHFのルールブックに従って履行を継続することである。

 

試合に適用されるルールは、選手が彼らのテクニックを使う機会を有することができ、そして合法な手段を使って競う機会を楽しみ、そしてフェアプレーとリスペクト(敬意)の原則にしたがってプレーすることができるような安全な環境を作り出すことを意図している。

IIHFの主催・主管する全ての競技会においては、以下のIIHFのレフェリー基準が適用されることをお知らせする。

 

ペナルティを科すに際しての重要な原則は以下の通りである。

  ・明白であること   反則行為がなされたことが明白であること。
  ・優位        一方のチームがその反則によって優位になったこと。
  ・負傷        その行為によって負傷したか負傷の可能性が高かったこと。

 

フッキング

スティックは、パックを前へ進める、シュートするあるいはパスするためか、パックをコントロールしている相手のスティックをチェックするために使われなければならない。

 

プレイヤーは、自分のスティックを相手の体(パックキャリアーであろうがなかろうが)に対して、以下の目的で使ってはならない
  ・位置的または距離的に優位に立つため、あるいは相手のスピードを落とすために
    -スティックのブレードまたはシャフトをパックキャリアーの体の前または横に入れ、そしてパックをプレーする意図のない場合。
    -スティック伸ばして相手の体の前または脇に入れて妨害し、相手をバック・スケーティングまたはフォア・スケーティングで迂回させようとする場合。
    -ルーズ・パックを競り合う1対1の状況で優位に立つために、スティックを相手の脇または背後から体に接触させて妨害する場合。
  ・相手選手の進行を抑制したり、妨害したりする。
 

・パックを保持している相手選手の手または腕をスティックで押す(軽く突つく、ひっか   ける、強く突つく)ことによって、パスまたはシュートをする能力を減少させる。

  ・相手選手の腕を引っかけることによって相手選手のテクニックを妨害する。

 

ホールディング

選手は以下の行為を禁じられる。

  ・空いている手または腕で、あるいはスティックを持っている手を使って、相手選手を掴んだり捕まえたりして、相手選手の動きを妨害したり、あるいは前進する能力を減少させる。
  ・ボード際で相手選手を体、腕、スティックあるいは膝で押さえつけて(ピンまたはピニング)、その動きを止めてパックをプレーしようとしない。
  ・相手選手のユニフォームを掴む。

 違法な行為は、ホールディングとしてペナルティが科される。

 選手は相手選手を掴んだり捕まえたりすることなく、手で押し出す行為は認められる。

 

インターフェアランス

フォアチェックの状態で、ルーズ・パックへ向かっている選手の進行を妨げてはいけない。

チームメイトのパスをそらすと同時に、そのプレイヤーは相手選手のチェックの対象となる。

パックを支配していない、またはパックを保持していない選手は、相手選手の体、スティックまたは手によるチェックの対象とならない。

 

ふたりの選手がパックを捕ろうと競り合っていたり、ルーズ・パックを追いかけあって互いに接触したりしている場合、一方の選手が相手の動きを妨害しようとしていない限り,これは試合の一部でありインターフェアランスによるペナルティはコールされない。
多くの場合においてこの行為は、相手選手がルーズ・パックに向うのを阻止したり、チームメイトからパスを受けられるポジションにつくのを妨げたり、進行を妨害するために、パックから離れた場所で行われる。

 

ゴール前

選手は以下の行為を禁じられる:

  ・パックを支配していない相手選手を倒す。
  ・相手選手のユニフォームを掴み,引き倒す。
  ・相手選手の足の間にスティックを入れ,動きを妨げる。
  ・相手にクロスチェックする。
  ・相手の足にスラッシングする。

 

選手は以下の行為を認められる:

  ・相手選手を動かすために自身の体の力を使う。
  ・クロスチェッキングの行為をせずに,スティックのシャフトを使って相手選手を動かしたり向きを変えたりする。

ゴール前での違法な戦法は、行為の態様によってインターフェアランス、クロスチェッキング、フッキング、ホールディング、トリッピング、またはスラッシングに分類され、それぞれに従って反則が科される。

 

危険な行為

以下のような危険な行為に関して、IIHFレフェリング・ガイドラインおよびIIHFの方針に変更はない:

  ・頭部および頸部へのチェック。
  ・背後からのチェック。
  ・ローヒット。

IIHFの競技規則に従い、IIHFレフェリーはこれらすべての行為にペナルティを科すものとする。

選手が相手選手をチェックする過程において、肩、手、上腕またはスティックを持つ手を上方向に動かし頭部または頸部をチェックした場合、頭部または頸部へのチェックと見なされペナルティを科されるものとする。

 

ゴールキーパーの保護

ゴールキーパーの保護ならびにノー・ゴールの定義に関するガイドラインは、2006―2010 IIHF競技規則第470条,第471条および第595条に記載されている。

 

オフィシャルに対する粗暴な言動

IIHFの選手権大会および競技会からの報告に基づき、また競技規則第510条(追加処分)に従い、IIHF懲戒委員会は、IIHF選手権大会および大会に従事中のIIHFゲーム・オフィシャルに対して粗暴な言動をとった選手、コーチ、チーム・オフィシャルに追加処分を科す権限を有する。

 

いくつかの出来事について、IIHFはレフェリー、ラインズマンおよびIIHFレフェリー・スーパーバイザーから報告を受けた。IIHFはそれらに対応し、そのような悪事を犯した者に懲戒処分を科した。今シーズンに関してIIHFは、すべてのIIHFゲーム・オフィシャル、IIHFレフェリー・スーパーバイザー、IIHF ゲーム・スーパーバイザーおよびIIHF大会委員長に対し、IIHFゲーム・オフィシャルの保護に関するガイドラインを、2006-2010シーズンIIHF競技規則第550条および第551条に記載のとおり厳守するように、そして再度徹底するように要望する。

 

(財)日本アイスホッケー連盟
レフェリー委員会

 

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