2006-10ローカルルールについて
国際競技規則は、国際アイスホッケー連盟が主催する世界選手権大会における適用と運用を前提としているために、それをそのまま日本国内の全ての大会に適用することは困難な規定が含まれております。そこで、日本国内の事情等を考慮して、公式国際競技規則とは異なる規定を設けた方がよいと思われる条項を、日本国内におけるローカルルールとして定めましたので通知いたします。
◎第1章アイスリンク(全)
現在、国内にあるリンクは、ルールブックで規定された規格以外のところが多いため、各加盟団体において大会運営各位と協議の上、対応すること。
◎第200条ユニホームを着用した選手
1.ベンチ入りできる最低人数
ベンチ入りできる最低人数は、各競技会の主催団体が決定し、必ず競技要項に明記すること。
(参考:ルールブックにおいては、GKおよびプレイヤーのベンチ入りできる最大人数が条文化されている。)
2.チームスタッフ(役員について)
全国大会およびこれらの予選会においては、最低1名のチームスタッフのベンチ入りを義務づ けるものとする。但しプレイングマネージャーは認められない。なお、各加盟団体主催大会に おいては、競技運営委員会と協議の上、プレイングマネージャーを認める等の独自の規定 を定めてもかまわない。
◎第224条プレイヤーのバイザー
第226条首とのどのプロテクター
第234条ゴールキーパーのヘルメットとフルフェイスマスク
1.大学生のプレイヤーは、フルフェイスマスク、首とのどのプロテクターを着用しなくても良い。但し、規則通りのバイザーを着用しなければならない。GKについては、第234条の規則を 適用する。
2.高校の学校単位チームおよび各種クラブチームに所属し、全日本選手権および高校生以下の大会(国体少年の部含)に参加するプレイヤーは、フルフェイスマスクと首とのどのプロテクターを着用しなければならない。GKについては、18歳未満の規則を適用する。尚、首とのどのプロテクターは、ショルダーと一体化したものではなく、独立したものを着用すること。
3.女子において高校生以下のみの大会に参加するプレイヤー・GKは、上記条項すべてにおいて 18歳未満の規則を適用する。尚全日本選手権等年齢カテゴリーが混在する大会においてはルールブックに規定されている通りに適用する。
◎第227条マウスガード
1.マウスガードの種類については、『オーダーメイド』を奨励するが、市販のものを使用しても構わない。
2.大学チームに所属及びルールブックに規定されている年齢カテゴリーのプレイヤーは、国内のいかなる大会においてもマウスガードの着用を義務付ける。但し、フルフェイスマスク着用のプレイヤーは、マウスガードを着用しなくても構わない。
◎第231条ゴールキーパーのスケート
本来のGKが試合に出場できないような、やむをえない状況(プレイヤーがGKにならなければいけない等)では、プレイヤースケートの使用を認めるものとする。
◎第233条ゴールキーパーのグローブ・第235条ゴールキーパーのレッグガード
上記GK防具のサイズダウンについて、国内では2010年シーズン終了までを移行期間とし従来サイズの使用を認める。但しIIHF主催大会等海外での国際大会においては、それぞれの規則に従うものとする。尚、国内トップリーグチームについては、別途規定を設ける。
◎第240条ユニホーム
1.今回、背番号ならびに袖番号の大きさが変更になったが、国内においては2010年シーズン終了までを移行期間とする。但し、新規に製作する場合にはルールブックの規則に従うよう奨励する。
2.全国大会およびそれらの予選会において、ユニホームに各自の名前を表記するチームは、必ずローマ字で連盟に登録されている姓もしくは名前にすること。尚、他人のユニホームを借りて出場する際には、名前の部分すべてを同一色のテープでしっかりと粘着させ、プレー進行中に剥がれないようにすること。不備があった場合、プレー中断時にレフェリーの判断でそのプレイヤーに対し交代を指示する事ができる。(ペナルティーは科せられない。)
※各加盟団体主催大会において、上記規則を強制はしないが、競技要項により対応を定めること。
3.ユニホームの色が、ルールで規定されている基本となる色の割合(約80%)を明らかに違反しているデザインのもの(例:グラデーション等)であっても使用することが出来る。但し、その試合を担当するレフェリーにより対戦チームとの区別がつきにくくまぎらわしいと判断された場合、ホームチーム・ビジターチームに関係なく、まぎらわしいと判断されたユニホームを使用しようとするチームに対し、ユニホームを交換もしくはベストを着用させることとする。
4.全国大会およびこれらの予選会において、単独チーム名で出場する場合(補強選手を認めた大会において、単独チーム名で出場する場合)は、この規則通り同じユニホーム・パンツ・ストッキング・ヘルメットを着用することとし、また番号の表記についても規則通りの解釈を適用するものとする。なお、選抜・合同チーム名により参加が認められたチームについては最低限同一のユニホーム・ストッキングを着用しなければならない。
5.ヘルメットにテープ・シール等を貼り付けることは構わないが、その試合を担当するレフェリーが基本となる色を明白に判別できず、そのチームの同一色と認められないと判断した場合は、チームスタッフに対してその選手のヘルメットの交換もしくはテープ・シール等をはがすよう注意をするものとする。その後も適切な処置をせずプレーに参加した場合は、中断時にそのプレイヤーの交代を命じ、直ちに交代選手を氷上に出場させることとする。(ペナルティーは科せられない。)
6.ストッキングに過剰にテープを巻きつけ、その試合を担当するレフェリーが明らかにそのチームの同一色と認められないと判断した場合、上記⑤と同様の手順をとるものとする。
※⑤⑥に関しては、ルールの問題ではなく、選手の資質の問題である。事前の会議において周知徹底するとともに、チームスタッフの指導も必要となる。
7.各加盟団体主催大会においては普及の面も考え、大会要項によって独自の規定を設けて も構わないが、最低限同一のユニホーム・ストッキングの着用を奨励する。
◎第260条用具の計測
用具の計測が出来る状況については、ルールブック・ケースブックの記述通りの解釈を適用するが、アピールできる回数については、各加盟団体主催の大会規定により制限を決めるものとする。
◎第422条タイムアウト
1.全国大会およびこれらの予選会において、1ピリオド20分正味時間での競技が定められている場合、規則通りにタイムアウトをとることが出来る。但し、1ピリオドの正味の時間が15分以下と定められている場合は、大会競技規則により定めるものとする。
2.各加盟団体主催大会においては、大会規定により独自の規則を定めても構わない。
◎第430条勝敗の決定(追加)
没収試合の場合は、記録上15対0として処理される。但し、勝利を宣告されたチームがその時点
で16点以上得点している場合はその得点を、また没収(敗戦)を宣告されたチームについては
常に0点として記録されるものとする。
☆競技規則におけるローカルルール
1.ピリオド終了時に、両チームが同一通路を使用してリンクより控え室に退場する場合、リンクの構造上を問わず、必ずホームチームから先に速やかに退場する。その際ビジターチーム(氷上にいるプレイヤー・GK含む)は、一度自チームベンチに戻り、レフェリーの指示により氷上より退場する。尚、その際ホームチームが故意に退場を遅らせたり、ビジターチームが故意に自チームベンチに戻らなかった場合、レフェリーの判断により違反したチームにベンチマイナーペナルティーを科すことが出来る。
※レフェリーは、事前に両チームに対し注意することが大切である。
※この規定は、ルールブック及びケースブックには記載されていないが、IF主催大会では以前より実施・徹底されていることである。この目的は、ピリオド終了時の余計な争い事を未然に防ぐ為である。これにより、ピリオド終了時のオンアイスオフィシャルの役割(ポジショニング・プレイヤーコントロール)が重要となる。
2.高校生以下(国体少年の部含む)の大会において、プレイヤー・GKはもちろんのこと、チームスタッフ(マネージャー・トレーナー)としてベンチ入りする児童・生徒についても、危険防止のため必ずフルフェイスマスク付のヘルメット着用を義務づけるものとする。レフェリーは、規定に違反している児童・生徒を発見した場合、チームスタッフに対し該当者をベンチから退出させるように注意し、正しい装備をしてからベンチ入りを認めるものとする。この場合ペナルティー(ベンチマイナー)は科せられない。(社会人・女子等の大会で年齢カテゴリーが混在する場合は、各大会規定により決定するものとする。)
※上記1.2.については、事前の会議において周知徹底してください。
※各加盟団体主催大会においても実施するようお願いします。
(財)日本アイスホッケー連盟
レフェリー委員会
