2006年 ドイツカップ・レポート
The Deutschland Cup(デュトゥッシュランド)カップ・トーナメントへの出場は、Aプールに属するスイス(8位)、ラトビア(9位)そしてドイツ(12位)・チームとの全3試合で、我々にとってとてもよい経験となりました。このトーナメントの目的は、『向上』、『挑戦』そしてAプールに属するこれらハイレベルのチームとの『対戦』でありました。
※()内順位は世界ランキング順位です。
Positives【好印象点】
1.若いプレーヤー達
我々の若いプレーヤー達のプレイはとても素晴らしかったです。若いプレーヤー達が持つスピードそして体力はこのレベルの対戦において必要不可欠であり、次の我々のステップは、彼ら若い選手達によりゲームを通じて経験を積ませる事です。
2.チームスピード
我々のスピードは、よりコンペティティブになる事を可能にし、このトーナメントにおいて、スケーティングそして対戦チームへのプレッシャーをかける我々の能力は、大きなキーポイントとなりました。
3.攻撃時のプレイ
オフェンス・ゾーンにおける、フォアチェックそしてパークキープ力という点での我々の能力は、飛躍的に向上しました。
4.チーム
我々チームの選手同士の息が合うのはとても早く、選手の鈴木タケヒトは、リーダーシップをとても良く発揮し、我々は文化、言葉、スケジュール、食事などの異なる環境下においてストレスなしでプレイする事ができました。
5.得点のチャンス
我々の守りから攻撃への切り替わりそしてより良く構成された攻撃時のプレイはとても良く、相手チームのラッシュ攻撃を妨げるのに有効的でした。
Area of Improvement【課題点】
1.力
新しいルールにおいて、攻撃時及び守備時の両方において1対1で勝つことはとても重要な事です。我々チームのフォワードには80KG以上の選手がわずか2人のみだったので、各選手の筋力アップ、特に上半身の強化が必要です。
2.スペシャル・チーム
我々の5対3のPP【パワープレー】はとてもよかったですが、5対4においては、パスのタイミングそしてパックのサポートにおいて改善が必要です。又、PKのチャンスはよりコンスタントに決められなければならず、プレッシャーをかける時や我慢する時においてより集中する事が必要です。8.2%の得点率のPP及び77.3%のPK獲得率は、このAプールレベルのゲームにおいてはとても低く、これではこのレベルのゲームに勝つ事はできません。
3.トランジション(切り替わり)
攻撃から守りへの切り替わりにおいては改善が必要です。決断力の弱さ、バックチェックの弱さそしてポジションニングの悪さによって、相手チームの数多くの危険なラッシュ攻撃を受けました。
4.60分間を通じての作戦実行の詳細
若いチームに求められる事ではありますが、ある特定の選手は、我々のチームプレイの詳細まで集中する事ができず、我々は得点チャンスを逃し、基本的なミスを犯しました。我々は、繰り返しこのことについて言及し、このチームプレイの詳細が勝敗の決め手となることを選手達に理解させる事が必要です。
5.次へのステップに向かう為に我々は、Aプールにおける試合という大きなチャレンジに直面した際に、選手達が持っている能力の全てを出せるようにしなければなりません。選手達は、60分間においてより持続的に戦う力が必要であり、この力は精神的な面、そして体力的な面での両方を指しています。しかしながら、若い世代の選手達は、徐々に良くなってきています。
Future
このトーナメントで勝利するという挑戦において、我々は少なくとも今回現地入りした日程よりも4日前に到着し、練習試合などで体を慣らす必要があります。これが選手達の体の調子を整えさせ、この挑戦への良い準備となるからです。
選手達がこの高いレベルでの試合において、準備の重要性そして作戦の詳細まで注意を払う事を理解する為にも、このような機会を継続して行なう事が重要です。
我々は、このハイレベルなトーナメントを通じて、改善すべき点を理解する事ができ、長野カップ・トーナメントへの道のりの中でチームの現時点のパフォーマンス・レベルそして長所と短所を確認する事ができました。我々は、アジア・ゲームそして特別強化練習としてのワールド・チャンピオンシップキャンプにより多くの時間を割いて行きます。
我々は、今後練習において、トランジション(ディフェンスからオフェンス、オフェンスからディフェンス)の練習やパワープレーでの練習など、テーマを持って行なう事が必要であり、様々な異なるシチュエーションにおいて、細部に渡って練習をしていきます。
最後に、今回このトーナメントに出場する事ができ、我々は上のレベルを知る事ができ、そしてこのレベルで且つアウェイの地でゲームに勝利するという次なるステップの細部に渡るイメージをする事ができるようになり、結果としてこの機会は今後のチームの向上にとってより良い経験となりました。
Mark Mahon
JIHF
Nov/2006
