2006年12月19日 10:18:21 by coach.
カテゴリー: コーチ
前日、長野カップ、デンマークの最終戦を戦い、同点で終わり、PSで破れた。前の2試合に比べ、モチベーションの心配をしたが、3試合とも、よく走り、1on1も戦うことが出来た。3試合通して安定した戦いが出来たことは評価できる。
王子、クレインズの選手がスケジュールの関係で帰り、その代わり大学生を加え、西武と学生でチームを構成し、フランスと戦った。心配した立ち上がりだったが、予想以上のまとまりと、システムの理解で無難なスタートとなる。フランスはフィジカルなプレーが目立ち、明らかに日本のスピードを警戒していた。西武の選手たちは6日間で5試合目、疲労も心配したが、まったく問題なく、試合毎にプレーの質が向上しているように感じた。
この試合でも、鈴木キャプテンのリーダーシップ、サポートする周りの選手たちとエネルギーの在る若い選手がかみ合い、チームとして高いパフォーマンスを維持した。特に、DFは宮内、伊藤、大沢、キャラーが抜け、どの程度安定した守りが出来るか心配したが、フィジカルの強さ、スケート力、高い集中力で違和感のないパフォーマンスだった。結果的には2-2の同点だったが、十分勝利を期待できる内容だった。
GKの春名は、「ベテランとして若い選手の集中力を維持するため得点差がつかないように注意した」と試合後コメントした。これは、今までの感覚とは違い代表チームで後輩たちの成長にベテランが責任を感じているのは大きな変化といえる。急遽、参加した、田中遼選手は、大学1年生19歳。どんなパフォーマンスをするかと思っていたが、何度も得点チャンスを作り、U18でプレーして以来の代表だが、はつらつプレーしていた。
最近、代表チームの成長は目覚しいものがあり、チームを作るたびに向上していく手ごたえを感じる。今回の成功は、11月に参加したドイツカップが大きな助けになっており、ハイレベルのチームとの試合が選手に自信と勇気を与え、今回のパフォーマンスにつながっている。代表は、チームとして機能することを第一に考え選考を進めているが、参加する選手たちの頑張りは、感謝と共に驚きを感じている。今回参加した、杉沢、山中コーチは、私も一緒に代表でプレーした仲間だが、チームの変わりように驚き、興奮、緊張しながら大会を終了することが出来た。
今までは、良い試合で、最後まで勝敗を競い、負けても満足していたが、もう、結果を出さなければチーム全体が満足できなくなってきた。世界選手権でのパフォーマンスが大きなチャレンジとなる。
坂井 寿如
2006年12月16日 11:29:07 by coach.
カテゴリー: コーチ
最終日を待たずに優勝が決まりました。選手、チームの成長には驚かされます。※詳しい試合結果はJIHFHPへ
代表の強化プランを作り、着実に進めてきましたが、こんな形で実現するとは考えていませんでした。日ア連もトリノオリンピックを逃し、今まで以上に強化に理解を示し、活動のサポートをしていただきましたが、その効果が現れたと感じています。
マホン監督を中心に強化コーチ、AL、大学チームスタッフ、各地方連盟の関係者の方々とのコミュニケーションを図り準備を進めていますが、皆さんから前向きな協力をいただき、代表チームの活動がスムーズに一体感を持つようになりました。
結果が出ると現場のチーム、スタッフだけが評価される傾向がありますが、代表チームとはそんな単純ではなく、国を代表するチームは日本アイスホッケー界全体に責任がありますし、結果に対しては、やはり、全体の活動が実を結んできたと考えるべきだと思います。長く低迷を続けてきた日本代表チームも、国際的に尊敬されるチームに育ってきました。みんなで、この結果を次のステップへのパワーにしたいと考えています。
スタッフ、選手たちも結果を出すたびに成長し、自信を高めています。ポジティブなパワーは人をう動かし、成長させます。代表チームが、皆さんの誇りに思えるチームに育っています。ご期待ください。
坂井 寿如
2006年12月16日 08:45:15 by coach.
カテゴリー: スタッフ
日本代表メンバー発表について
> チャレンジマッチ・長野カップの男子日本代表メンバーを拝見しましたが、
> 最近の傾向といえるように大学生が多すぎるように思えます。
> 日本で一番技術の高いメンバーを揃えるのが日本代表なのではないでしょうか。
> 野球やサッカーなどの人気競技ではこんな代表をつくることはないでしょう。
> マイナースポーツだから許されるとでも思っているのでしょうか。
> 冬季アジア大会、世界選手権には最高の布陣で臨んでいただきたいものです。
>
> そしてプリンスラビッツの選手が多すぎではないでしょうか。
> クレインズや王子製紙、アイスバックスにももっといい選手がいるはずです。
> どうしても今の連盟の体制と関係があるのではと考えてしまいます。
>
> メンバーをただ載せるのだけでは、
> 各選手に決定した理由やスタッフのコメントも載せていただきたいものです。
>
>
> これからも日本のアイスホッケーのさらなる発展を目指してください。
> 駄文を読んでいただきありがとうございました。
選手選考には、いろんな考え方があります。どんな選考をしても皆さんが満足することはありません。みんなを満足させるのは結果を出すしかありません。その点、選考はスタッフの責任であり、そして結果に対して責任を持たなければなりません。
現在の代表チーム選考ポイントは、
われわれは、着実にチームの成長を感じています。今シーズンも良い強化スケジュールを組むことが出来、ディビジョン1で勝ち、Aプールに上がるチャンスが見えてきたところです。
日本代表は、日本国内で評価は高くありませんが、ヨーロッパでは評価されています。ルールの変更によりプレースタイルが変わり、日本のスピードが有利になってきた事がひとつの要因といえますが、しっかりしたコーチングが出来ているチームとして考えられていることも大きなポイントといえます。
NHLを見ても、チーム全体でプレーし、目立った選手がいなくても、みんなでプレーし試合に勝っています。これは、日本のチームに参考になると考えています。
今回のメンバー発表では誤解を招く危険がありました。長野カップ前と後にあるチャレンジカップには、学生を多く選出しており、特に、17日は、西武チームと学生でチームを組み試合をします。これは、ALスケジュールもかかわってきますが、北海道チームの移動を考え1日早くスケジュールを終了することにしました。そのため、学生が多く選出されています。
われわれは、代表にチャレンジしてもらえる選手を望んでいます。われわれが選手を選ぶと思っていると思います。もちろん選考の責任は代表スタッフにありますが、各チームのコーチ、日ア連強化コーチたち、多くの意見を聞き最終決定をします。チームに入ってない選手には、それなりの理由があります。代表チームは、それほど恵まれておらず、選手たちは、肉体的にも精神的にも厳しい環境でプレーしなければなりません。技術だけでは戦えないのです。
坂井 寿如
2006年12月15日 08:12:57 by coach.
カテゴリー: 未分類
チャレンジカップでノルウェーに逆転勝ちし、気持ちよく大会に入れたが不安は尽きない。練習でもPPのパスが悪く、とても戦う状態とは思えず、心配した。不思議なもので、練習で悪いときは、試合が良い傾向が強く、フランス戦も、まさにそんなゲームとなった。
スタート2分でPPのチャンスをもらうが、決められず。均衡状態が続く。13分、PPで練習でも見たことのないようなパス回しで芳賀からのパスを内山がきめ先制したが、1分後にNZでのターンオーバーから2-1をとられ、同点ゴールを決められる。試合前、注意したプレーが出ての失点で、やなムードとなる。1ピリ終了が近づいた17分にPPのチャンスに奥山、百目木、上野のラインで最後は、上野が思い切りよくシュートし得点。若い選手のエネルギーには、ほんとに驚かされる。実は、彼らを送り出す前にベンチでチャンスの場面なので自分たちの出場機会はないと思い、ドアのところで準備していたのに、ベンチに座り込んだ。それを見たマホン監督が『お前たちの出番だ』と送り出したところ得点。この得点がチームにパワーを与え、2ピリの勢いにつながる。2ピリは、フランスが日本のスピードに付いてこられない場面場目立ち、反則を重ねる。3点目は、NZターンオーバーからキャラーがミドルにいた飯村にクイックパス、飯村から速いリリースで鈴木にパス、この時点で2on1最後は鈴木から田中に渡り、田中豪のスキルの高さを見せ付けるような落ち着いたフィニッシュで得点。コーチとしてはイメージどうりのゴールでうれしいというより、驚きを感じた。その後もプレッシャーを掛け続け12分過ぎに5-3のPPで早いパス回しから鈴木、今と渡り最後は佐藤が決め4点目。出来すぎの感じを受けた2ピリだった。3ピリはレフリーのジャッジかフランスのペナルティーばかりコールしていたのが気になっていたが、思った通り、今度は日本の反則ばかりコールし始めた。2ピリまでの勢いは完全に止まり、DFゾーンでのプレーが長くなる。ノーマークもとられるがGK菊地がセーブ、チームを支える。6分にBOでなかなかDFゾーンを出ることが出来ず、ターンオーバーから失点。失点後にも、反則を重ね、PKの時間が続く、今までだと、ここで崩れてもおかしくないところだが、GK菊地を中心に大沢、今などのブロックショットでフランスにゴールを割らせない。反則が多いのは反省点だが、PKは早いプレッシャーでよい守りが出来ていたのは収穫といえる。最後は、フランスの集中力が切れ反則を重ね、ゲームオーバー!!
強い緊張感を持って挑んだ初戦(コーチだけかも?)だが、良い形で終わることが出来た、特に長野出身の上野選手の得点は地元の子供、関係者の皆さんに喜んでいただけたと思う。昨シーズンから成長した選手の一人だが、与えられたチャンスに結果を出すスター性を感じる。」
目的は、長野カップに優勝することで、1試合だの結果を喜んではいられない。ノルウェー戦に向けての準備は始まっている。
坂井
2006年12月13日 14:47:31 by coach.
カテゴリー: コーチ
あまり出来が良いゲームとはいえませんでしたが、終わってみれば3-2の逆転勝ち!!不思議な気持ちでした。
ALのブレイクがあり王子、西武の選手は3~4日練習しておらず、体の切れがいまひとつ、、、チーム全体ももたついたプレーが多いと感じながら試合が進みました。2点を先制されましたが、その後、GK春名を中心に安定した守りが出来、3ピリに入り、チャンスを徐々に作り始めました。勝負は紙一重といいますが、相手のノーマークパスを飯村選手が空中でカット、すばやいバックパス(ほんとに見えていたのか?)を百目木選手に出し、ワンタイムでGKの肩口を抜き待望の得点。2点目は、1分後に小原選手が個人技で持ち込み、最後はDFのまたの間からGK肩口を抜き得点。ALでも見たことのない動きでした(もしかしたら私が見てないだけかもしれませんが)。同点の場合3人ずつのPSを行うので、誰にするか考え始めた矢先、神野選手が残り約1分前に自らのシュートのリバンドを得点。思わぬ結末で試合が終了しました。
今回も強く感じたのは、自信を持ってプレーできれば日本チームは十分国際レベルで尊敬される試合が出来るということです。選手たちの潜在能力は決して低くはなく、ヨーロッパの選手たちと比べても体のサイズはかないませんが、運動能力では勝るところもあり、今後の成長が楽しみです。特に、中央大学の南選手が始めて代表チームに参加し、すばらしいプレーを見せてくれました。期待以上の動きで、改めて選手評価の難しさを感じ、若い選手の能力を引き出すチャンスの大切さを感じました。
これから、長野に移り本番の長野カップです。毎試合厳しい試合が続きそうですが、チームとして最後まで戦う姿勢を持ち続け、皆さんに楽しんでもらえる試合をしようと思います。ご期待ください!
坂井 寿如